最近すっかり暑くなってきました。私自身もデスクワークだけでなく人手不足の時には現場仕事に入ることもあるので、倉庫の中で働くとクーラーもなく汗だくになります。
私は学生時代に部活で運動をしていたので体力はあるほうですが、先日、一緒に現場仕事をしていると、私よりも年齢の若い方がふらついていました。
「あなた、あんまり汗かかないんじゃない?」
彼女は熱中症のような症状が出ていたので、少し涼しい場所で休んでもらうことにしました。 落ち着いてからチームリーダーが心配そうにやって来て「あなた、もしかしてあんまり汗かかないんじゃない?」と尋ねたのです。
汗をかかないことで自分では症状に気づきにくいんだよ、と話していました。
私は汗っかきなほうだから悩んでいたのですが、汗をかかないことにもデメリットがあるようです。
汗をかくメリットとは?
汗で体温調節をしている
汗をかくことでその汗が蒸発する際に気化熱を発します。この気化熱が体の体温を奪っていくので、汗は体温調節の役割をしていることに。
もしあせをかきにくい体質だとしたら、体温調整がうまくいかないということ。暑くて熱がこもってしまい、体調が悪くなる・・・と考えるとちょっと怖いですね。
汗は肌表面につく外敵、炎症から守ってくれる
私は汗というとこちらの効果を期待してしまうのですが、私は昔から、汗をかいてきちんと拭くことで肌を清潔に保ってくれるんじゃないかと思っていたんです。
やはり、汗はアレルギー物質などを抑えるなどの調整をして肌のバランスを整えてくれるんですね。
汗をかくことで、肌表面が保湿される
汗は水分なので、汗をかくことで肌表面が乾燥するのを防ぐことができます。
もちろん、スキンケアでも保湿をしていますが、汗は自分自身が持つ体の働きの自然な保湿能力なんですね。
つまり、汗をかきにくいということは、これらの3つの働きが弱いということになります。
汗をかく方法
私が汗をかきやすいなと感じるのは、このシーンです。
- お風呂に入る
- からい物を食べる
- 運動する
- エアコンが効いていない場所に行く
これって普段の生活でやろうと思えばできることなんですよね。なんなら意識しなくてもできていることもあります。シャワーをやめて湯舟をためたり、1駅歩いたり、エアコンの設定温度を低くしすぎない・・・
でも実際に調べてみると、これらが汗をかく身体づくりにはよい傾向があるとのこと。
汗は水分だから、もちろん水分補給も忘れてはいけませんね。
水分は「のどが渇いた」と思う少し前に取るのがいいですね。暑い時期にはすでに脱水症状を引き起こしているかもしれません。
汗をかいたら、きちんとケアしよう
汗をかいたまま放置しておくと、風邪をひいたり、雑菌と混ざるとにおいの原因になります。だから、汗をかいたらすぐにタオルで拭いたり、できることなら水で洗い流してさっぱりしたいですね。
私は汗をかくほうなので、この季節は外出時にはもうハンカチタオルを通り越してタオルを持っていきます。
ただ、汗のにおいが気になると当然それを拭いたタオル、着ていた洋服のにおいも気になるので、きちんと漂白剤と洗剤を使って洗うようにしています。冬は選択がしづらいですが、今は洗濯後もすぐに乾くので、なるべく溜めないで洗濯機を回したいものです。
私自身は、汗っかきな自分があまり好きではなく、清潔感がないなーと悩んでいました。でも年を重ねるにつれて、いろんな人と出会って、見たり話を聞いたりすると、汗をかくっていいことなんだなと実感しています。
周囲への迷惑、自分でコンプレックスを感じないようにする努力は必要だけど、自分の身体からきちんと汗をかいてるということに”誇り”を持ってもいいのかもしれないですね。