最近、お金の勉強をしないと損することってありますよね。
日本では「知らない人が使えない」しくみというものが結構ありまして、私も最近つみたてNISAとかをようやく勉強し始めました。が、やはりそれも今まで知らなかったので、能動的に勉強しないとずっと知らないままだったかもしれません。
私自身も、知っていて助けられたお金の話
この本の中にはほとんど出てきていませんが、私は以下のようなお金の使い方(もらい方)に助けられてきました。
- 高額療養費制度
- 傷病手当金
- 再就職手当
これらを聞いてもちろんあれ?という人もいると思います。(そういうシーンを経験していない可能性が高いからです)
こういうことは会社から教えてもらえるわけではありませんし、私の経験上、またそのシーンに遭遇したときに「何かないのか?」とネットで探していると見つけることができます。こんなふうに、自分から調べたりなにか大きなきっかけがないと知ろうとしないもの。
知らないのは本人の責任、つまり損
私たち日本人は、学校でお金の勉強をしません。
だから大人になっても子供にお金の教育もできないんですよね。アメリカでは豚の貯金箱(ピギーちゃん)を使って、お金の使い方を学んでもらうんだそうです。※ピギーちゃんは入れるところが4つに分かれている豚の貯金箱。もらったお金をどう使うかを考えて貯金します。
著者の森永さんのような専門家の人は、それを危惧しているし、だから詐欺にあったりしやすいと懸念していると思います。マネースクールなども最近よく見ますが(地方のフリーペーパーでもよく出ています)、自分で良しあしを決められないですよね。
また国の制度で自分の現状にあったプランを使えることもありますが、それを能動的に教えてくれる人はいません。「誰に聞けばいいの?」「どこに問い合わせるの?」というところから自力で探す必要がありますよね。私の場合には病院や会社が教えてくれるかもしれませんが、フリーランスの人だとそういった頼りもありません。
だからこそ、普段から意識してこういう本を読んだりすることが大事だと思います。いろいろ見てみて、それからマネースクールに行っても遅くはないと思います。わからないところに行ってだまされるよりも無料で得られる情報もたくさんありますw(最近はYouTubeなどの動画もありますが、信頼できる人のものを見ましょう。)
ファクトフルネス的なクイズ形式
ちょいちょい、クイズ形式の認識合わせがあります。これって、数字を見るとだまされそう、思い込みがありそうという答え方をしそう。という雰囲気。でも実際に答えを見ると世界が広がる、自分の想像の域を出てるなという者がたくさんありました。
例えば、表紙を開いたところに「副業で得られる年収はいくら?」という質問が書かれていますが、これも思っていたよりも多いなという印象でした。
お金について、広く浅く書かれているので入門書に
お金のことがよくわからないと、漠然と不安になったり、どうしたらいいかわからないと放置したり。
でも時間は戻ってこないので、今という時間を最大限に活用して今無理なくできることにトライしたほうがいい。そんなとき「自分はこれならできそう」「ここの分野に興味があって深堀したい」と思う部分を見つけることが先決。
そんなときに概要(まず広い範囲で)を理解する本として最適だと思います。
出版社からの【こんな人にオススメ!】
- 自分の将来が不安な人。
- お金を貯めたいけどなかなか貯められない人。
- 投資を始めたいけどよくわからないからと先延ばしにしている人。
- お金のことをよく学ばないまま大人になってしまった人。
- お子さんにお金について教えたいと思っている人。
- 最近のお金の変化についていけない人、もしくは変化に気づいていない人。