ミーニング・ダイヤリー

なんとなく思ったことにも、意味がある。そんな毎日の雑記をつづるブログ。

電子レンジを使うとネット回線が切れるという話

電子レンジと無線LANはなぜ干渉するのか

今日、仕事の帰りに社長からこんな話が出ました。

「現場の人のために電子レンジを設置したいんだけどな」

今、現場を引っ越していて、フロアが変わるので、食堂が遠くなるんですよね。それで休憩時だけでもレンジを使って好きなものを食べたり飲んだりできたら、という気遣いでした。

でもそこで、私が一言、

「事務所が近くなるから、レンジを使ってネット回線が切れるとお客様対応中は不便じゃないでしょうか・・・?」

社長(私とさほど歳はかわらず)は、知らなかったんですよね。え?そうなの?と不思議がっていました。そこで、「どういう意味なのか」ということを調べてみることにしました。

無線LANと電子レンジは、ほんとに干渉するのか?

私自身も、以前に勤めていた会社で、昼休みに電子レンジを使うと他の仕事を続けているスタッフから「あ、ネット止まった」と言われたり、Zoomでウェビナーを聞いている休憩中に飲み物を温めにレンジを使うとネット回線が切れることがありました。

調べてみると、Wi-Fi機器メーカーでわかりやすいコラムが出ていました。

www2.elecom.co.jp

結論からいうと、このようになります。

  • 同時に使うことで、通信に影響がある
  • 電子レンジと無線LANは、周波数が似ている
  • 同時に利用すると、無線LANにとってはレンジの電磁波が邪魔になる

たしかに、干渉しあって影響するということがわかりました。

やはり、事務所近くにレンジを置くことで日々の業務に支障が出かねないということですね。

無線LANと電子レンジの干渉、なんとかできないの?

とはいえ、電子レンジって便利ですよね。

お昼ご飯や飲み物を温めることもできるし、ちょっとパンやクッキーを温めて食べてもおいしいじゃないですか?

また、事務所で仕事をしているときに、データをアップロードしていたり、お客様対応で検索している最中にネット回線が止まると困りますよね?

じゃあ、この2つを使っての解決策はないのか?という話です。

この記事を確認してみると、あるみたいですよ!

Wi-Fiの機器を変更する

電子レンジはそもそも、2.4GHz帯の電磁波を発生させる機械であり、受信するものではありません。

 電子レンジが2.4GHz帯の電磁波を発生させ、それをWi-Fi機器が受信することによって干渉します。そのため、Wi-Fi環境を変えて使用する規格を変えるといいんですね。

 

そもそも、電子レンジが壊れることはないので、Wi-Fi機器だけを変えるなら折を見て買い替える際に802.11ac規格に変更してみる。これが簡単かもしれません。

これって、有線LANでも同じことが言えるの?

帰宅してからよく考えたのですが、うちの会社は「有線LAN」だったかも。

と思い、気を取り直して本当に干渉するのかを調べてみました。それがこちら。

 

wimax-broad.jp

有線接続にすれば、電波干渉はなくなります。 スマートフォンなどでもWiFiを使用したいとなると、この方法以外で電波干渉を防ぐ必要がありますが、パソコンだけで使いたい場合には、有線で接続すればひとまず解決できます。

 ネット回線を有線にすることで、電磁波が飛ぶことがないので電子レンジと"干渉"することはないようです。

ただし、私の会社のように、PCは有線で使っているけれども、スマホ(検証機)は
Wi-Fiで使っているという場合には結局何かしらの影響を受けそうです。

自宅ならいいですが、会社で何人ものメンバーの環境に影響するとなると、「これでいいじゃん」というわけにはいかないですよね。

また、私が今日社長に提案したことも、あながち「PCは大丈夫」とは言い切れないので、思い出して提案できてよかったなと思います。もちろん電子レンジとパソコンを離れた位置に置くことで回避できそうですが、その場合にはそもそもレンジを置く場所の設計(元々置く予定の場所はどうだったのか)ということも考える必要があります。

私の自宅はWi-Fiなんですが、PCを使いながら電子レンジを使うのは「冬」の可能性が高いので、今の季節は大丈夫かな^^;