最近、お味噌汁がすごくおいしいと感じるようになりました。もちろん急に冷え込んできた、ということもありますが、私にとって味噌汁がすごく身体に合っているなーと感じています。美味しいものが身体に合うってすごく幸せなことですよね。
私が会社を辞めた理由の1つでもある、味噌汁づくり
私が前の会社に勤めていた時、残業が多くてお味噌汁を作ることができていませんでした。おかずは作り置き、ご飯は土鍋炊きでしたが炊いてもすぐには食べずに冷凍保存。炊いて保温しておく間もないので、電気も不要だし土鍋でいいじゃん、という程度の考えでした。
当然毎晩、お味噌汁を作るわけでもなく、市販のスープやインスタント味噌汁を使っていました。
私は実家にいたころ、母が毎日、白ご飯とお味噌汁を食べさせてくれました。それは私にとっては「日常」でしたが、いざ実家を離れるとそれは「作ってもらったおかげ」だったのだと気づいたのです。
病気をしてから、味噌汁が身体に合うと気づいた
ストレスと過労で、おととし体調を崩し手術をしました。体力がかなり落ちていること、手術痕が痛みで響くことを考えて、家族のところに1か月居候することにしました。そのとき、味噌汁を毎日作って食べていたのです。
担当医の先生から「術後は便秘になる患者さんが多いですが、少し頑張って排便してくださいね」と言われました。ふんばると手術痕が傷むため、排便を我慢してしまいがちとのこと。私も少し不安でしたし、デスクワークで常時ではないものの便秘を感じることはあったので不安でした。
結果としては、私はすごく快便でした。便意を感じてトイレに行くと、特にふんばらなくてもスルンと出てくれるイメージ。少し汚い話ではありますが、痛みを感じる間もなくスムーズに排便できている感じでした。
味噌汁の効果では?便秘にならなかった理由
これまでの生活との違いは、ストレスがないことと味噌汁を飲んでいたことです。リモートワークをしている家族の隣で、夕方から私が味噌汁を作る。一緒に食べる。そのちがいが大きかったのだと思います。
実際に、製薬会社のWebサイトでも、みそが善玉菌を増やして便秘への効果が期待できそうと記載されていました。
1冊の本との出会い
そのときは、「お味噌汁をまた作ろうかな」という軽めの気持ちでしたが、何気なく見ていたメルカリで、『みそ汁はおかずです』という本が妙に目に留まりました。
メルカリの残高もあったし、やけに気になって購入したところ、お味噌汁のきれいな写真がいくつもありました。また自分で使ったことのない具材のレパートリーがたくさん掲載されていました。本を見てワクワクする・・・ということは自分でもやってみたほうがいいな、お味噌汁をまた作ろう、とピンと来たのです。
味噌汁があれば、食事は大満足!手軽にやるコツは?
お味噌汁があると、少し具材を多めに入れれば、それでおかずが一品できたようなもの。そして、たまたま土井善晴さんのイベントに参加することができ、「飯・汁・香」のシンプルなすばらしさを聞かせていただきました。
- ご飯
- お味噌汁
- 香の物(漬物や梅干し、納豆なんかでいいとのこと)
がそろえば、それで食卓として大変十分なことだ、と。私も転職してから、少しずつお味噌汁を作るようになりいろいろと工夫できるようになりました。そしてお味噌汁作ったあとは「やっぱりおいしい!安心する」と。裏切らないですよね。
お味噌汁を具だくさんにして、おかずに
おかずを2品、3品作ることは大変ですが、お味噌汁を具だくさんにすることでおかず代わりになります。以前にテレビCMで「食べる味噌汁」というコピーがありましたが、まさにそれだと思います。
私は面倒だな、と思ったときは火の通りやすい具材をピックアップしています。例えばとうふ、わかめ、きのこ、ねぎなどです。野菜を入れようと思うと少し加熱時間が必要なので、出汁を沸かすときに一緒に入れてしまう。固めの野菜は1守るだけにする、など自分がしんどくならないルールを作るといいかもしれません。
冷凍の具材で、「続けられる味噌汁」にする
味噌汁の具材は冷凍ストックできます。だからもし時間がないときでも、その具材を出してきてお鍋に入れれば、すぐにお味噌汁を作ることができますよ。私は、
- 油揚げ(カット済みのもの)
- ネギ
- きのこ類(えのきだけ、余裕があれば3種類くらい混ぜるなど)
- もやし
- 大根(一度冷凍したほうが、加熱時間が短くなる)
- 鶏だんご
などをストックしています。また里芋や皮むき枝豆などは、冷凍食品コーナーで売っていますので、活用しない手はありません。
そのほか、火が通りやすい具材も持っておくとラクチンです。冷凍するものではありませんが、
- わかめ
- 卵
- 豆腐
などが代表例ですね。味もイメージしやすいので、ストックしておいても安心です。卵や豆腐は、味噌汁以外にもほかの料理にもアレンジできるので、常に持っておきやすいし、それをお味噌汁にも使うといいです。
冷蔵庫にある「余り野菜」も切っちゃえ
私はたまにピーマン1個、にんじん3cm、玉ねぎ1/4個、みたいなハンパ野菜が冷蔵庫に余ることがあります。もし少しだけ時間があるときには、そういった野菜を薄切りにしてお味噌汁に入れます。
お味噌汁の味も深くなるし、冷蔵庫のそうじもできるので、一石二鳥!ベーコンやウインナーを入れても美味しいそうなのでチャレンジしてみたいと思います^^
気に入った「だし」を使おう
私は実家でずっと経験していた関係で、昆布やにぼし、あごだしから出汁をとる昔スタイルでやっています。少し時間をかけて水につけておくだけで、火にかければ美味しい出汁ができます。
面倒そうに見えますが、にぼしやあごだしをお茶パックに入れておけば、煮崩れてお鍋の中でボロボロする心配もないので取り出しやすく、パックだしとさほど変わりません。
ただ、最近はパックだしも美味しいもの、減塩のものが多数出ています。気に入ったものがあればそれを使って継続する方がいいと思います。茅乃舎、味の兵四郎、にんべん、かね七、久世福商店・・・私が知っているだけでもこれだけありますからね^^私も普段は昆布とあごだしですが、ときどき、楽するための道具として予備でだしパックを買って持っています。そのときはなるべく「減塩タイプ」のものを選びます。
最近、いろんなメディアを見ていると、お味噌汁は「難しく考えなくていいんだ!」という気持ちにさせてくれます。自分が好きなものをたっぷり入れて、毎日無理のないお味噌汁づくりを続けたいなと思います。